地球(自分)の癒し方

yoko162007-05-29

心の問題を解決するために
何ができるか・・・?、ということで、
意識してみると、ふっと私の心に浮かんだのは、
小さな地球。


両の手のひらにすっぽり納まるほどの大きさの小さな小さな地球が
私の目の前の宇宙に浮かんでいました。


それは奇妙にところどころ赤黒く、別のところは焦げたように黒くなっていて、
私のイメージする瑠璃色の地球の美しさはありません。
傷ついて、息絶え絶えに横たわっている地球の女神の姿が見えました。
白い顔をした彼女は、それでも地球に生きる人々を愛してやまず、
自分の子供である人間たちが、彼女をこれほどまでに苦しめたにも関わらず、
なお愛し続けるその姿は、痛々しくもあり、神々しくもありました。


赤黒い大地は、人々の怒りをあらわし、焦げついたような黒色は、
人々の絶望を現わしているのだ、と私は気づきました。
地球の大地は、この黒色のエネルギーに覆われようとしていました。



あら? 今ふと思ったら、 ・・この感じ・・・。どこかで見たような・・・?
ああ、思い出しました。
ネバーエンディング・ストーリー』です。
このストーリーの世界に虚無が襲い来て、何もかもがなくなってしまう・・・!!
消えてしまう・・・というもの。


なんだか、これに似ています。
虚無・・むなしさは絶望に変わり、人は生きる気力を失い、自暴自棄になり、
時に暴力的になり、何もかも壊してしまいたくなる・・・。
もし人がそんな状態にあるとしたら、その人はきっとこの虚無の力に侵されているの
です。


でもこのお話では、一旦すべてが消え去ってしまうけれど、小さな一つの光から
すべてのものがもう一度新しく生み出されていきます。
どんな世界も思いのまま・・・。


新しい世界を思い描く時、人は本当の自由を夢みるでしょう。
今の自分に科せられた(と感じている)がんじがらめのしがらみなど何一つなく、
自らなりたいものになり、ありたい状態であることが許される世界・・・。


人の本当の喜びを何か皆さんはご存知ですか?
私たち人間が実は、心の底からそうしたいと欲しているものが何か、
あなたはその欲求をご存知でしたか?


それは、「人の役に立ちたい」という思いなのです。
人間というのは、どんなに欲が深くて残忍であっても、本当はその心の底に
人の役に立ちたい、という思いが隠れているのです。
こんな言葉をあなたは信じられないかもしれません。


そんな人を見たことがないかも知れません。
でも、それは単にその人たちがそれに気づいていないだけなのです。


人は生きている以上、誰でも人に認められたい、と言う思いを抱えて生きています。
人に認められて初めて、自分は生きている!と言う喜びを感じるものです。
『あなたがいるから嬉しい』『あなたがいてくれて助かった』『あなたは、私にとっ
て大切な人』
そんな風に、心の底からあなたを認め、受け入れてくれる場所を人は常に
求めています。
でも、人は大人になるまでにその素直な感情を違うものにすり替えて行きます。


人に文句を言ったり不満をぶつけるのは、その典型的な例で、自分の心の中の感情を
上手く処理できないでいるのです。
でもこの人たちの心にあるのは、たとえ口では何を言おうが、自分を認めて欲しい、
愛して欲しい、ということなのです。
子供の頃、この大切な素直な感情を受け入れられずに育つと、その思いはゆがんで
発現するのです。けれど、この心はたいていの人の心の中にあります。
もちろん、私の心の中にもあります。


たいていの親は、そのことに気づいていませんから、その大切な部分を
知らずにないがしろにしてしまうのです。
それは、その人たち自身もまるごと受け入れてもらった経験がなかったからなので
す。



神は、自分に似せて私たちを創りました。
私たちは、神が自分を経験するために、この世界に創られたのです。
何しろ、一人では「自分を経験すること」は、できません。
だから、たくさんの人を作り、自然を作り動物を作り出しました。


様々な経験をするためです。
それは、神が自分を経験するために、創られたこと・・・。
だからこそ、私たちは人の認証を必要としています。
人の認証によって、私たちは生きる喜びを見出し、人によって怒り、
人によって悲しみ、人によって嬉しさや楽しさ、あらゆる体験を
経験するように私たちは形作られたのです。


だからこそ、人は他人の認証を必要としています。
だからある人は、切望と言ってもいいほどの強さで、他人からの賞賛
注目を勝ち得ようと努力するのです。
努力がいやなら、犯罪を犯してでも、成し遂げようとするのです。
もっとも、それとても努力を要するのですが。


人の認証を求めることは、ある意味とても自然なことなのです。
恥ずかしいことではありません。
ただ、それをどのように表現するかで、その人のレベルは変わってきます。
私たちは、魂のレベルを上げるためにこの世界に存在するのであって、
認証の為に生きているわけではありません。


必要以上の欲求は、欲求とは呼ばれず、欲望と変化します。
精神に支配されている間、本当のことが見えてくるようにはなりません。
同じ映画を観ても、人の価値基準によって、面白さは千差万別です。
人と自分の感想が違うことに気づくでしょう。


私たちは、自分の価値基準に従って行動しているために、
自分の価値に従わないものを敵とみなす傾向があります。
それはまだ、正義か悪かの二元性の中に生きることです。
でも、その中にどっぷりはまっていても、誰も幸せにはなれません。


心の問題を解決するために、苦しみをぶつけても何もなりません。
むしろ、それが自分に戻ってきて、大変な思いをするだけです。
人の言葉に左右されて、心が動く時、必ずあなたの心の中に、
何かが存在しているのです。


私は、最初に見た小さな地球は、再生する必要があるのだ、と
思いました。
それは、まさしく私の心です。
私の中に現れたのだから、私の地球なのです。
私は、自分の地球を美しい元の瑠璃色の地球にしたかったのです。


怒りと絶望には、平安と希望を与えて、水をやり、元の美しい緑の地球の
姿を取り戻させましょう。
愛の緑の光で地球を包み込み、穏やかさと優しさで包みたい・・・。
この地球が本来の光を取り戻し、輝かしい瑠璃色の光を放つまで・・・。


不思議なことに、地球が自分の中で輝きを取り戻した時、
私の心も平安と安らぎを取り戻していました。
自分を癒す方法がこんなところにあったとは・・。


自分の地球を癒す事は、すべての人にできることです。
怖れや怒りや不安を感じたら、ぜひ一度、イメージで自分の地球を
癒してみてください。
やり方は簡単です。

ただ、愛の光でイメージの地球を包むだけ。


心の問題は、心の中にしかないので、平安を取り戻せば、
何事もないかのように、自分の中は平和になるのです。


苦しい時には、一度お試しあれ。
もし何も起こらなくても、少なくとも副作用はありませんから。(笑)




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