魂の視点

yoko162007-02-09

どうしたら魂の声が聞こえるか?
との質問をいただきました。

その質問に対する応えは一つではありません。

でもどうやれば魂の声を聞くことができるのかを
議論する前に、皆さんに知っていただきたいことがあります。


それは『魂の視点』についてです。


『どうすれば魂の声が聞こえるか?』という質問は、
肉を持った人としての捉え方です。


まず、魂の声を本当に聞こうとするならば、私たちは
魂の視点を持つ必要があります。
なぜなら、魂からの声には、肉体の意識からは計り知れない理論が
そこに展開されるからです。

「魂の視点」魂の部分からの物の見方が
分からないうちは、魂の声が聞こえてきても、それを理解することは
難しいでしょう。

なぜなら、それは私たちに人間にとっては、計りがたい
認識を伴うもので、逆に難しく感じるものだからです。


かくいう私自身も、この魂の視点を得るまでは、
正直この様々な存在からやって来るメッセージの意味が全く理解できずに
何度も無視し続けて、挙句の果てに死にかけたことさえあったのです。


けれどもある日、この魂の視点に気づいてからというもの、
物事をそうした魂の視点から捉えるように、
意識し始めました。


魂の視点は、肉体の私たちの感覚で捉える事は出来ません。
私たちが持つ常識も、かなぐり捨てる必要があります。
なぜなら、魂の視点はある意味『神の視点』であり、
肉体を持つことによって生じる様々な問題や都合から物事を
考えていたのでは、全く理解不能な事だからです。



これを理解するには、まず、私たち自身が意識を
拡大させる必要があります。
些末なことにのみ、心が囚われていては、
決して知ることができませんし、
またその意味を理解する事もできません。


また、良いとか悪いとか言う二元的な考え方も、
この地点では意味を持ちません。
なぜなら、それは肉体を持つ私たちにのみ意味を持つものであって、
肉体を持たない魂にとっては、それは問題でも何でもないからです。


そう、つまり肉体的な人間の『都合』は一切考慮されません。
そこがこの視点の辛いところです。
また、そこが私たちの現実に左右されない普遍的な部分でもあります。


魂の声を本当の意味で聞くことは、実はとても勇気のいることです。
その真実の意味を知るならば。


あなたには、その勇気がありますか?




ここには、文章として書いて行きますが、あなたはこれから別の世界に
足を踏み入れることになります。
この先を読むのならば、はっきりとその勇気があるかどうか、
自分自身に尋ねてください。


別の世界の別の言語を翻訳した言葉を、あなたが理解するためには、
本気の気持ちが必要です。


もしあなたにこの時点で、その本気の思いがないのならば、
この先を読む必要はありません。
この場でお帰りください。


真剣な気持ちを持ってこの先を読もうと思う方だけに、
言葉をつなぎます。
そうでなければ、全く意味を成さない言葉の羅列に
なってしまうからです。



これだけ書いてもまだ、帰る気にならず、ご自分の心に
「本気」という言葉を聞いた人だけ、この先をお読みください。





それでは、続けましょう。




『魂の視点』というものの見かたは、あなたの人生を一変させます。
魂の声はとてもシンプルです。
そして、とても奥が深い。


単純な言葉にああそんな事か、と思う方は、
その本当の意味を何も理解していません。


神の言葉、天使の言葉、高次元からの情報・・・。

次元が高ければ高いほど、その内容は研ぎ澄まされていてシンプルです。
私たちにどんな解釈もできるような言葉でやってきます。


正にそれは、私たちの意識次第でいかようにも取れる内容です。
と、言うことは、それは一見シンプルで非常に簡単であればあるほど、
私たちは、その言葉の意味を知ることが難しいのです。


なぜならば、私たちは常に自分の理解している事がすべてだと
勘違いしていますが、私たちが理解していることと、
発している側の認識とは、天と地ほどの差があるのです。
それが、エネルギーレベルの差です。


ここに書いている事に対しても受け取り方は千差万別です。
それぞれの人がそれぞれのレベルで内容を受け取るからであり、
その人の意識が何を受け取るかを決めているのです。


その単純なことが、本当に分かるのは、
自分がいつも別のレベルになった時です。
新しいステージに立ったとき、初めてそれと認識できるものなのです。



それでは、私が初めて『魂の視点』を得たときの
お話をしたいと思います。


私の友人があるときこんな話をしてくれました。

昔、日本に原爆が落とされた時、本当はアメリカは最初、
広島と北九州に落とすつもりだったらしいのです。

ところが、なぜか原爆は北九州ではなく、長崎に落ちてしまいました。

その理由が実は、北九州に原爆が落ちてしまうと、死んで救われない魂が
膨大な数になってしまう。けれどたくさんのキリスト教徒が住む長崎の
人々ならば、意識が高いので、死んでも魂が地獄に落ちる心配はない、
ということで天使たちがそちらに落とすように操作したのだ
という話でした。



最初にその話を聞いた時には、そんな操作するくらいなら、
何で原爆を落とすのを止めてくれないのだろう、と思いました。


けれど、もっと高い視点から物を見ると、その時点で原爆が落ちていなければ、
日本はアメリカに降伏することはせず、日本中が壊滅するまで
戦っていたかも知れなかったのです。


そうすれば、その被害は、長崎や広島の比ではなく、
日本の存続そのものが
怪しくなっていたかも知れないのです。


私はその時、その話は、魂の視点から物を見なければ、
全く理解できないことに気づきました。


人間的には、そこで止めてよ、と思います。
けれども、そうすれば、日本そのものがなくなる危険性をはらんでいます。
どちらを取るのか・・・。
それが、人間の私たちに決められるでしょうか?


もしあなたが最高司令官なら、どうしますか?


これが意識の高さの問題なのです。
あなたの決定はそのまま、あなたの意識の高さです。


長崎を助けようとして、日本を壊滅に追いやるなら、
今、長崎を救うことには意味がなくなってしまうのです。


魂の視点から物を見れば、この謎は解けてきます。
魂は死ぬことはありません。


そう、この、「死なない」と知ることが重要なキーポイントです。
死なない魂から見れば、人々が死ぬことはそれほど大きな問題ではありません。

例え、この言葉が人間的に衝撃を与えようとも、それは事実です。
なぜなら魂にとって、肉体は一時の乗り物であって、それがすべてではないからで
す。


つまり、ここで死ぬ人々が「どんな状態であるか」が、
とても重要になってくるのです。


魂が肉体を纏うのは、魂を成長させるため。
魂の学びのためなのです。

ならば、この長崎に落ちた原爆は、長崎の人々の魂の
成長に寄与しているのです。
この意味を理解できるでしょうか?



私たち人間は、肉体を持ったことで、その肉体を生かすことにやっきに
なってしまいます。
そうすると私たちは、肝心の、魂の成長をするという大切な懸案を
忘れてしまうのです。


最初に断っておきますが、私たちの本質は魂です。
肉体とは、この世界に留まって魂を成長させるための
一つのツールなのです。


魂の視点・・、つまり、高い視点からものを見ること。


肉体の病気は、必要だから起きてくるのです。
問題も必要だから引き寄せられてくるのです。
何かが起きた時、それは意味もなくあなたに起こったのではありません。
必ずそれには意味があり、そこにはあなたの学びが存在するのです。


病気を治そうと努力する時、それ以前になぜ、その病気になったのか、
その原因を考えてみてください。
どんな意識があなたのその病気を作ったのか、どんなストレスがその病気を
あなたに引き寄せたのか、そのことを知る必要があります。

それは、はっきりとあなた自身が学ぶべき学びなのです。
もしその原因を知らないまま、痛みがなくなったり、病気が治ったとしても、
放っておけば、再発したり別の病気になるでしょう。


それは本当の原因が取り除かれていないからです。


いいですか、魂は死なないのです。
あなたは永久に生き続ける存在なのです。
あなたに起きるすべての事は『魂の学び』なのです、


どのように学ぶか、学ばずに後回しにするか、
すべてあなたが決めています。


あなたに何かが起きた時、まず、落ち着いて深呼吸してください。
そして、あなたに起きた事について、まずは「善悪の判断をつけない」と
意識してください。


そして、そこにどんな学びが隠れているのか、しっかりと見てください。
それを理解することが魂の視点を持つことです。


そんなに簡単に魂の視点を手にすることはできないかもしれません。
けれど、いつも自分に起きる事を中立の立場でものを見る癖を
つけてください。

そして、その視点から冷静に感情的にならずに、しっかりと
「目を開けて」みてください。


例えば、こんなことです。

あなたが誰かと喧嘩します。
するとその時点であなたは、すっかり怒りのとりこになっています。
その時のあなたは、相手が悪い!!と思い込んでいます。


けれど、しばらく経ったら、少し落ち着いて考えてみてください。
相手にやり返す前に、その怒りは実はどこから来ているかに
気づいてください。
相手は、あなたに分かって欲しくて怒っているのです。
罵倒しても、あなたに理解されたいのです。

くるっと視点を変えてみてください。


あなたが相手の心を理解しようとする時、
相手が何を言ったかに囚われないで下さい。
その些末なことに囚われてしまうと何も見えなくなります。

相手の言葉ではなく、相手が何を訴えようとしているのか、
喧嘩の本当の理由を意識してください。
それは、相手が何かを言ったから、とか、自分の言動がどうだったから、
とか原因はそんなことにあるのではないのです。


相手の心の中にある意識に、あなたの言動が触れたのであり、
あなたの意識に、相手の言動が触れたのです。


それが人の心に怒りの炎を燃やしたり、
感動の灯りを灯したりするのです。


魂の視点・・・、それは、あなたが可能な限り、高い視点を
持った時に知ることができるようになります。


その時、その視点があなたにとって都合がいいとは限りません。
しかし、その視点を持つことで、あなたは大きな学びを
学び取ることができるようになります。


そして、むやみと恐れたり、怒ったり、
動揺したりすることが大きく減っていきます。
また、心からの大きな歓びを得る事も可能になります。


魂の視点は、あなたが「自分は死なない、人も死なない」と
本当の意味で理解し、死なない自分からの発想から始まるのです。


つまり、あなたが本当は自分が魂だったと気づくところから、
その理解は始まるのです。


魂の視点を手に入れてください。


それは、あなたの5次元へのパスポートです。


そして、そのことが自分の魂の声を聞く、
一番の早道なのです。

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